この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
ソウルから釜山へ行くなら、やっぱりKTXが便利!
私も今回、3泊4日のソウル旅行中に釜山へ日帰り旅行に行ってきました。
事前に日本でKTXのチケットを購入しておいたので、当日は乗るだけでスムーズに移動できました。
KTXの予約方法はこちらの記事で解説しています↓
KTX-EUMの予約をもとに説明していますが、KTXでもKTX-サンチョンでも同じ手順です!
ところで。
KTXと一口に言っても、実はソウル〜釜山を結ぶ列車には6種類もあるのをご存知ですか?
私も予約時に時刻表を見てびっくりしました!
せっかく行くなら色んな列車に乗ってみたい。
てなわけで、行きはKTX・帰りはKTX-サンチョンに乗車して、それぞれの特室(ファーストクラス)の違いを体験してきました!
今回はその乗り比べ体験を、簡単にレビューしたいと思います。
はじめに:ソウル〜釜山を結ぶ列車6種類とは?
まずは、ソウルから釜山への移動に使える列車をサクッとご紹介します。
どの列車も「KTX」の乗り場から乗車できますし予約方法も同じ。
なのですが、実は細かく見ると次のような違いがあります。
列車の種類 | 所要時間 | 料金 |
---|---|---|
KTX | 2時間30分〜3時間24分 ※経由駅によって差がある | 特室 :68,300〜83,700ウォン 一般室:48,800〜59,800ウォン ※3時間ほどかかる列車は少し安い |
KTX-산천 (KTX-サンチョン) | 2時間28分〜2時間52分 ※経由駅によって差がある | 特室 :83,700ウォン 一般室:59,800ウォン |
KTX-청룡 (KTX-チョンニョン) | 約2時間20分 | 優等室:71,800ウォン 一般室:59,800ウォン ※優等室は一般と特室の中間グレード |
ITX-새마을 (ITX-セマウル) | 約5時間 | 一般室:42,600ウォン |
ITX-마음 (ITX-マウム) | 約4時間40分 | 一般室:42,600ウォン |
무궁화 (ムグンファ) | 5時間19分〜5時間55分 ※経由駅によって差がある | 一般室:28,600ウォン |
私は日帰り旅行なので、なるべく釜山の滞在時間が長くなるよう所要時間の短さで選ぶことにしました。
選んだのは往路でKTX、復路でKTX-サンチョンです。
所要時間が最短のチョンニョンは、ちょうどいい時間帯の列車がありませんでした。
まだ運行が始まったばかり(2024年運行開始)で、1日1,2本と本数が少ないようです。
KTXとKTX-サンチョン乗り比べてみた
KTXでの移動(往路)
まずはKTXソウル駅に向かいます。
乗る列車は朝5:58発のKTX (列車番号005)です。
朝早すぎて地下鉄が動き始めていなかったので、宿泊していた明洞→ソウル駅までバスで移動しました。
この時、明洞駅→ソウル駅の地下鉄の始発が5:36だった
KTXソウル駅に到着したら、まずは電光掲示板で乗る電車の「ホーム番号 (타는 곳)」をチェックします。
私が乗るのは5:58発のKTXなので、下から3番目に表示されている列車ですね。
9番ホームだとわかりました。(上の写真を参照)
あとはホームに移動して、列車に乗るだけです。
まだ発車時間まで余裕があったので、駅構内のコンビニでホットコーヒーを購入しておきました。
KTXのソウル駅にはコンビニだけでなく、飲食店がいくつも入っています。
マクドナルド・ロッテリアは朝の5時代でもすでに営業を始めていました。
一方で、その他のパン屋・トンカツ屋・お弁当屋さんなどは準備中でした。
ホームに移動したら、もう列車が来ていました。
予約内容に記載されている号車・座席番号をチェックして、乗り込みます。
特室に入ってみると、上品な雰囲気。
椅子の生地がベルベット素材のようなふわふわした手触りです。
上の写真を見て気づいた人もいるかもしれません。
- 窓が座席1列ごとではなく、2列ごとに設置
→ 前後の人に、窓を開閉される可能性あり - 窓と窓の間にコンセントが設置
→ コンセントがない座席もある
私は5番の座席で、コンセントがありませんでした。。涙
どうやら偶数番の座席にはコンセントがあるようです。
座ってみると、前の座席との間隔の広さに驚かされます。
とてつもなく広いので、
後ろの席を気にすることなくリクライニングできます。
しかし、一方でデメリットも。
フットレストがあるのですが、なるべく座席の前の方に座って足を伸ばさないと届きませんでした。(筆者は身長169cmです)
座席の上には読書灯が付いています。
車内が明るかったので、私は特に利用せず。
読書灯の横に座席番号が書かれているため、
「自分の座席はここであっているか」の確認がしやすいです。
通路の天井に小さなモニターがいくつか設置されていました。
上の写真のような列車の案内は、韓国語だけでなく英語・日本語でも表示があるのはありがたいですね!
無料のWi-Fiもあります。
以前、江陵に行く際のKTXで利用したからか、自動で接続されていました。
特室ならではのサービスといえば、無料でもらえるペットボトルの水&おやつ。
お水は号車と号車の間に設置された自動販売機のような機械からゲットします。
残念ながら、私が乗った列車は機械が故障中。
代わりに、上の写真のようなボックス・カゴが設置されていました。
おやつも置いてあったので、ここからゲットします。
ちなみにおやつの中身は次の通り。
- ウェットティッシュ×1袋
- グラノーラチョコチップクッキー×2袋
- メープルナッツ×1袋
クッキーは硬いタイプで、小腹が空いた時にちょうどよかったです。
メープルナッツはナッツ類だけ入っているかと思いきや、ヨーグルト味のチョコレートの粒も少し入っていました。美味しかったです。
てなわけで、一通り列車を見終えたので朝食タイム。
昨日のうちにコンビニ「CU」で購入しておいた延世の牛乳クリームパンと、列車に乗る前に購入したカフェラテ。
延世パンのシリーズはどれを食べても本当に美味しい。
クリームがしっとりなめらかで、
これでもか!!ってほどたっぷり入っているのも最高です。
でも一つ失敗したのが、甘めのパンなのにカフェラテにしてしまったこと。。
普通にアメリカーノを買えばよかったと、真剣に後悔しました。
KTX-サンチョンでの移動(復路)
そして帰りは釜山駅→ソウル駅に向かって、KTX-サンチョンに乗ってみます!
KTX釜山駅の外観・内部はこんな感じ。(上の写真を参照)
ソウル駅よりも開放感があって明るく感じます。
釜山名物のサムジンオムクやB&Cの店舗も駅にあるので、KTXを乗る前に見て回っても楽しかったです。
帰りも、行きと同じように電光掲示板でホーム番号をチェックします。
電光掲示板は韓国語だけでなく、上の写真のように英語でも表示されます
私が乗るのは、16:36発のKTX-サンチョン(列車番号190)。
下から4番目に表示されているものですね。
ホーム番号は5番だそうです。(上の写真を参照)
列車がすでに到着していたので、予約内容を確認して乗り込みます。
連結部分から座席へと入る際のドアは、押しボタン式でした。
行きのKTXは自動ドアだったので、やっぱり列車の種類によって多少違いがあるみたいですね。
特室の座席のレイアウトは、行きのKTXと比べてレトロな雰囲気。
椅子の形は、行きのKTXと同じようにハンマーヘッドシャークのような形。
(頭部分が右左にニョキって出てる)
後頭部がちょうど当たる場所に、クッションが付いていたのがよかったです。
前の座席との間隔は、行きのKTXより少し狭いくらい。
とはいえ十分広いです。
フットレストに足を置けるくらいの、ちょうどいい広さでした。
窓際には洋服を掛けるフックが設置されていました。
これはなかなかポイント高いですね。(とか言っておきながら使ってない)
何より素晴らしい!!アメージング!と感じたのは、座席間にある飲み物を置くスペースとコンセント。
座席と座席の間(肘掛けの下)に、2つ分の飲み物をおくスペースがあります。
「飲み物を置きたいけど机を開くと座席が狭くなるんだよなぁ」
というモヤモヤを解消できます。
そして何よりコンセント。
偶数列でも奇数列でもコンセントが設置してあります。
用意されているのは、電源プラグ1つ&USB2つ。
私はUSBの方を利用したのですが、充電速度はあまり速くありませんでした。
とはいえ、ソウル駅に着くまでに15%→70%くらいまで回復したので十分です。
そしてサービスのお水とお菓子。
行きのKTXと同じく、KTX-サンチョンでも無料でもらえます。
行きの列車では故障中だったお水の自動販売機ですが、今回は使用することができました。
モニター内のペットボトルのイラストをタッチ、もしくはモニター下の丸いボタンを押せばお水が出てきます。(上の写真を参照)
お菓子は最後列の座席の後ろに置いてあったのでそこからもらいました。
お菓子の置き場所は写真を撮り忘れました。
お菓子の箱を開けてみると、行きのKTXとは内容が少し異なっていました。
メープルナッツがなくなり、
オーシャンナッツに変わっています。(上の写真の青い袋)
一緒に乗った母のものも確認させてもらったら、母のは行きのKTXと同じ内容でした。
もしかしたら、行きのKTXでも箱によってお菓子の内容がバラバラなのかもしれません。
個人的にはメープルナッツの方がチョコも入っているので好きです。
結局どっちが良いの?
両方乗ってみた感想としては、どちらも快適。
ですが、少しだけKTX-サンチョンが勝っているように感じました。
理由は全座席にコンセントがあるからです。
座席の広さでいえば、行きのKTXの方が超・広々だったので、広さ重視の人にはKTXがおすすめ。
とはいえ、所要時間や値段もほとんど同じ。
どちらを選んでも、ソウルから釜山までの移動はスムーズで快適です。
次は、最短所要時間で行けるKTX-チョンニョンに乗ってみるぞ!
おわり。