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2024年2月にソウル旅行のついでに、KTX-EUM(イウム)に乗車して江陵へ日帰り旅行に行ってきました。
本記事では実際のスクショ画像&乗車時の写真を使い、KTXの乗車券の予約方法~乗り方・KTX-EUMの優等室の様子などまとめています。
- KTX・KTX-EUMに乗る予定の人
- ソウルからの日帰り旅行を検討中の人
ぜひチェックしてみてください♪
ソウルから釜山へ日帰り旅行した際の、KTX&KTX-サンチョン乗り比べレビューはこちら↓
KTX-EUM(イウム)の予約方法(スクショ付きの解説)
KTX-EUMには特室がない?優等室とは?
KTX-イウム(EUM)は新たに開通したKTXの一種で、予約方法・乗り方など基本的にKTXと同じです。
KTXとの大きな違いは、
「특실(特室)」がなく「우등실(優等室)」が備わっている
という点です。
- 一般室 < 優等室 < 特室
のように、優等室は中間グレード。
特室よりは価格が安く・一般室よりは快適なグレードです。
優等室の特徴はざっくり下記の通り↓
- 一般室より20%だけ価格が高い
※特室は一般室より40%も高い - 座席は2×2、1人席はない
※特室は2×1で1人席がある - 一般室より座席間の幅が広い
※一般室は15~20列、優等室は12列 - 電動リクライニング
- 各座席に首枕付き
- コンセント2個・USBポート4個・スマートフォンワイヤレス充電器付き
※一般室にもコンセント1個・USBポート2個・スマートフォンワイヤレス充電器がついている - YouTubeを視聴できるモニター付き
- スナック・水の無料提供は無し
※スナック等の販売機はあるが有料
こうやって書き出してみると、そんなに一般室と違いは感じられません。
ただ私と母は実際に優等室に乗ってみて、
優等室に乗る価値アリ!!
だと感じました。
詳しくは記事の後半でレビューしているので、気になった人はぜひチェックしてみてください
(`・ω・´)b
① 予約したい日付で検索
KTXの予約サイト(letskorail.com)にアクセスすると、まず上の画像のような画面が表示されます。
※PCからアクセスしても同じ画面です。
画面の右上に「LANGUAGE」と言語を選択する箇所があります。ただ、特に設定を変えなくとも、日本からアクセスすれば最初から日本語で表示されるようです。
まずは行き先を選択します。
今回私は「강릉(江陵)」に向かうので、江陵を選択しました。(画像左&中央の赤枠を参照)
行き先を選択したら予約したい日付&乗車人数を選択。(画像右の黒枠を参照)
選択が完了したら「照会」ボタンを押します。(画像右の赤枠を参照)
往復での予約は不可。
往路/復路とそれぞれの予約が必要です。
② 検索結果画面の見方(発車/到着時刻、優等室/一般室の価格)
画像の黒枠部分が検索結果です。
各行の列車番号(緑枠)をタップすると各駅の到着/出発時刻を確認でき、虫眼鏡マーク(青枠)をタップすると運賃を確認できます。
そして予約したい列車を決めたら、
特室 or 一般室(赤枠)どちらかをタップします。
KTX-EUMには特室がありません。
特室を選択すると、優等室の席を予約できます。
座席の選択はできません。
ソウル駅で乗る人が多いからでしょうか?
ソウル駅以外はの途中駅では、到着~出発まで1,2分しか待ち時間がないようです。
( ..)φメモメモ
大人料金で比べると、優等室・一般室の価格差は5,500ウォン(約600円)。
安い。
ちなみに全座席売切れの場合は、上の画像のように「選択」の文字が黒色になり押すことができません。
土日祝は特に売切れが多いです。
早め早めの予約がオススメ。
③ 問題が無ければ購入!
乗車券の選択が完了したら、購入に進んでいきます。
まずは氏名・性別等の個人情報を入力します。(画像左)
- 名前・苗字(アルファベット表記)
- 性別
- パスワード
- パスワードの確認
- 国籍
- 電子メール
予約完了後に予約内容の確認やキャンセルをする場合に必要な情報です。
右下のプライバシーポリシーへの同意にチェックを入れたら「NEXT」ボタンを押し、次の画面に進みます。
次の画面に進んだら、ルートや乗車券の内容を最終確認します。(画像の右を参照)
この画面にて座席番号も確認できます。
複数人分を予約した場合は、自動的に近い席が選択されます。尚、座席の選択はできません。
内容に問題なければ「海外のクレジットカード」を選択し「NEXT」ボタンを押します。
あとはクレジットカードの情報を入力すれば、予約完了です。
使用できるクレジットカードはVISA, Master, JCBの3ブランド
KTXの乗り方(ソウル⇔江陵のKTX-EUMのレビュー)
電光掲示板でホーム番号を確認
KTXのソウル駅に到着したら電光掲示板にてホーム番号を確認します。
電光掲示板の内容は左から順に下記の通り。
- Boarding:乗車の可不可(赤丸=乗車可能)
- Time:列車の出発時刻
- Train:列車の種類
- Train-No.:列車番号
- To:行き先
- Track:ホーム番号
- Delay:遅延時間
画像を見ると9:01の江陵行き&安東行きのホーム番号が空欄になっています。出発時刻の15分前になっても番号が表示されずかなり焦りました。
「14番ホームにそれっぽい電車が停まっているけど..」
「電光掲示板には表示が無いんだよな..」
とホームへ下りたり戻ったり。
周囲を見てみると、私たちのように14番ホームあたりで「うーん?」と困った表情の人が多く、仲間がいるような安心感がありました。(笑)
そんなこんなで、出発時刻10分前ごろに「14」と表示され、急いで14番ホームへ向かいました。
江陵行きのKTXは大体13,14ホームらしい
改札はなし!!
そしてソウル駅のKTX乗り場(ホーム)への入口はこんな感じ↑
戸惑うかもしれませんが、改札はありません。
ガラスのドアで仕切られているだけです。
この入口の上側に「나오는 곳(出口)」「타는 곳(乗り場)」と表示があるように、ドアの右側を通って乗り場に向かいます。ドアの左側は乗り場から出る人たちが通ります。
ドアを通り抜けると、各ホームへ下りるエスカレーターが並んでいます。
各エスカレーターの上にホーム番号が書いてあるので分かりやすかったです。
ちなみに江陵行きの電車が停まっている14番ホームは一番右にありました。
また、上の写真のように「Auntie Anne’s」などの売店もありました。
私が乗った列車は江陵行き・安東行きが同じ列車でした。
列車によっては最終到着地の異なる列車が連結している場合もあるようです。
KTX-EUMの優等室レビュー
じゃじゃん。
車両はメタリックブルー×黒色。
高級感もあり、ものすごくかっこよかったです。
上手く写真に収められなかったのですが、列車の入口付近の電光掲示板に号車番号が表示されています。
個人的に感動したのが入口の下の階段!
早めにホームで待機しておくと、車体から自動でウィーンと出てくる様子を見ることができます。
列車に入るとこんな感じ↑
2021年~運行開始とまだ数年しか経っていないこともあり、列車の中もピカピカでした。
優等室の中はこんな感じ↑
通路と同じく、新品同様に清潔・キレイ。
そして座席の横幅も足元もかなり広いです。
着込んでいた上着を脱ぐのが楽ちん。
脚もゆったりしっかりのばせる。
とにかく快適でした。
ちなみに座席についている首枕は薄かったです。
(写真は撮り忘れました)
座席の目の前にはモニターが付いています。
まるで飛行機です。
..ただ結論からいうと、
このモニターは使用しませんでした。
ヽ(・ω・)/ズコー
モニターの各機能を使用しなかった理由は下記の通り。
- News & TV Shows
:車内共通で流れているバラエティー番組を視聴できる。しかしハイライト動画のような切り抜き動画であまり興味をひかれなかった - YouTube
:私が乗車した時はネットワークエラーで視聴できなかった - インターネット機能
:手元のスマホの方が操作が楽で、特に使用せず
周りを見渡しても、このモニターを利用している人は見かけませんでした。
KTX-EUMについて調べていると、
「車内にWi-Fiがあるんだから、ミラーリング機能を付ければよかったのに!」
「いっそ車両の先頭にカメラを付けて、その映像を流してくれればいいのに!」
のようなレビューを見かけ「たしかに!!!!!」と納得しました。
上の写真の左側がコンセント・USBプラグ。
座席の間の肘掛けの下にそれぞれ2個・4個備わっていました。
また座席の前側にはスマートフォンのワイヤレス充電器も設置されていました。(画像右)
スマホケースによっては充電できないものもあります。
ケースさえ外せば大体どのスマホでも使用できるらしい。
でもコンセント・USBポートが十分にあり、ケースを外すのも面倒だったので、ワイヤレス充電器は使用しませんでした。
上の写真は、肘掛け部分の写真。
画像左端に付いている△マークで電動リクライニングを操作できます。
このリクライニングが超・快適。
背もたれが後ろに倒れるだけでなく、連動して座面も前に動きます。しかも足元が広いから脚の窮屈さは皆無。つまり、より自然な体勢でくつろぐことができるんです。
この快適さが600円程度で手に入る?
悪くないどころか、
むしろお得な選択に感じますね。
一通り座席を見終わったので朝食タイム。
上の写真はKTXに乗る前にコンビニで購入したヨーグルト・クリームパン・カフェラテです。
飲食禁止ではありません..が、
車内がごっつい静かです。
日本だと新幹線で駅弁を食べるのが定番じゃないですか?
もっと言えば、昼以降の列車なら缶ビール/缶チューハイも必須ですよね?
KTXは雰囲気が全然違いました。
話し声・ビニールの音・缶が開く音..etc
一切聞こえてきません。
静寂の世界です。
空腹だったのでもちろんパンもヨーグルトも完食しましたが、とりあえず匂いが充満するようなご飯を買わなくてよかったと心の底から思いました。
2時間弱で江陵に到着!
乗車券の確認はなく、ご飯を食べてひと眠りしたら到着していました。
ソウル⇔江陵は約160kmで、
だいたい東京⇔静岡くらいの距離のようです。
東京⇔静岡は新幹線「ひかり」だと1時間弱・「こだま」なら1時間半で到着できますが、価格が新幹線の1/2程度なことを考えると、総合的には安く便利な交通手段に感じました。
おわり。