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「TOPIKってどう勉強すればいいの?」
私も最初はそう悩みました。
ですが工夫を重ねた結果、TOPIK 6級(総合281点)に合格。
リスニング満点、読解98点、作文8割超えというスコアを取ることができました。

TOPIKは韓国語学習者なら誰もが挑戦したくなる試験。
ですが、闇雲に勉強しても点数は思ったほど伸びません。
本記事では実際の経験をもとに、
「短期間で効率よくスコアを伸ばすための戦略」をまとめました。
各セクションの解き方や時間配分、過去問の使い方まで丁寧に解説。
短期間で結果を出したい方の参考になるはずです。
作文80点超の筆者も使った参考書

『よくわかる 韓国語能力試験 TOPIK Ⅱ 作文』
著者:カン・ウンジョン/出版社:スリーエーネットワーク
はじめに:TOPIKってどんな試験?(構造と出題形式)
TOPIK(韓国語能力試験)は、韓国語学習者の語学力を客観的に測定するための公式試験です。
試験は「TOPIK I(初級)」と「TOPIK II(中〜上級)」の2種類に分かれ、申込みの際に自分のレベルに合わせてどちらを受験するか選択します。
TOPIK I・TOPIKIIの試験構成および取得できる級は以下の通りです。
セクション | 問題数 | 配点 | 試験時間 |
---|---|---|---|
듣기 (リスニング/聞取り) | 30問 | 100点 | 40分 |
읽기 (リーディング/読解) | 40問 | 100点 | 60分 |
TOPIK Iはリスニング→リーディングの順で一気に実施
途中休憩はありません
合計200点満点で、点数によって級が決まります。
合格基準 | |
---|---|
1級 | 80点〜139点 |
2級 | 140〜200点 |
※80点未満は不合格
※セクションごとの足切りは無し
(例:リスニング100点・リーディング0点でも1級取得できる)
セクション | 問題数 | 配点 | 試験時間 |
---|---|---|---|
듣기 (リスニング/聞取り) | 50問 | 100点 | 60分 |
쓰기 (筆記/作文) | 4問 | 100点 | 50分 |
읽기 (リーディング/読解) | 50問 | 100点 | 70分 |
TOPIK Iはリスニング→作文までは一気に実施
作文の試験終了後に30分の休憩を挟み、リーディングが行われる
合計300点満点で、TOPIK Iと同じように点数によって級が決まります。
合格基準 | |
---|---|
3級 | 120〜149点 |
4級 | 150〜189点 |
5級 | 190〜229点 |
6級 | 230〜300点 |
※120点未満は不合格
※セクションごとの足切りは無し
(例:リスニング60点・リーディング60点・作文0点でも3級取得できる)
TOPIK I・IIともに、2時間近く座りっぱなしの長丁場なので、集中力の維持も得点力の一部といえます!
まず押さえておきたいのは、TOPIKは「ただ韓国語ができるか」だけを測る試験ではないということです。
試験の癖を知り、限られた時間で正解を取るスキルが求められます。
学習の進め方の基本は以下の流れです。
- 過去問で現状を知る
いきなり全力で勉強を始めるより、まずは最新回の過去問を通して解き、自分の点数と弱点を把握します
この段階では「自分の現状と弱点」を洗い出すことが目的です - 得点効率の高いセクションから攻略
同じ勉強時間でも点数につながりやすいパートから手をつけるのが鉄則です
(※詳細は次の章で解説) - 作文は早めに着手
特に54番(600〜700字の作文)は1問50点と非常に高い配点ですが、即席では点数が伸びにくいです
テーマ別に素材(書くべき内容・語彙)を集める練習を少しずつ進めるのがおすすめ - 過去問演習&復習
本番形式で時間を計り、解いた後は必ず「なぜ間違えたか」を分析
もちろん「なんとなくで選んだら正解だった」問題も要チェック
全体的な戦略の立て方(1〜3ヵ月プラン)
限られた時間でなるべく高い得点を取るためには、
まず過去問を解いて現状を知る
=自分にとって「伸びしろの大きいセクション」を特定する
ことが重要です。
- 今受けたらどの級が取れそうか
- 目標級までに必要な得点はどのくらいか
- どのセクションを伸ばせば最も効率的に得点アップできるか
を明確にしましょう!

特にTOPIKⅡは3科目で約3時間と、まとまった時間を取るのが難しいんですよね。
ですが、受験を決めたら最初に必ず過去問1回分を本番通り解きましょう。
過去問を先延ばしにすると「自分の弱点」を把握できず、つい得意な分野の勉強ばかりしてしまいます。
それでは点数は伸びません!
まずは早めに現状を直視して、効率的に点数を伸ばす作戦を立てましょう。
- 時間対効果が高いセクション
・リスニング/読解:毎回ほぼ同じ形式で出題されるため、設問タイプごとの解き方やパターンを覚えると安定して点数を伸ばせる
・作文53番(グラフ説明):構成や表現をテンプレ化できれば短期間で得点が上がりやすい - 時間はかかるが得点差がつきやすいセクション
・作文54番(600〜700字):配点が非常に高い(50点満点)ものの、テーマごとの語彙・表現を蓄積しないと安定して書けない
→ 受験申込後〜試験直前までコツコツ準備すれば高得点を狙える
上記の「現状把握」と「時間対効果の特徴」を踏まえ、自分のタイプを見極めましょう。
以下は各タイプ別の戦い方の例です。
現状 | 序盤の重点 | 注意点 |
---|---|---|
リスニング得意 | 読解+作文 | 直前期にリスニングを集中的に詰める |
読解得意 | リスニング+作文 | リスニングは本番形式の音声を倍速で聴いて耳を慣れさせる (倍速で聴いてから通常の速度で聴くと、単語を耳が拾いやすかったです) |
どちらも苦手 | 単語+基礎文法(1〜2週間集中) →再度過去問 | 音声付き・例文付き単語帳を1〜2週間で2周以上! (完璧に覚えなくてOK!まずは一通り読んで・聞いて・声に出してみる) |
作文のみ特に苦手 | 作文特化 | できれば週1回は過去問全問を本番形式で解く |
どのタイプでも共通して言えるのは、
作文を後回しにしないことです。
- ⭐️作文は後回しにしない⭐️
- 特に54番は韓国語力よりも「慣れ」と「知識ストック」が得点を左右する
- 過去問は可能な限りたくさん解く
- 本番形式こそ最強の対策!試験直前は最低週1回を目安に時間を測って解こう
- 単語学習は自分の得点に応じて調整
- リスニング・読解で80点未満 → 毎日コツコツ継続
(特に50点未満の場合は、まず単語帳を1〜2週間で2周して基礎を固める) - 90点以上安定 → 単語帳は最低限、むしろ過去問で出てきた知らない単語やジャンル特有の語彙をその都度拾う方が効果的
- リスニング・読解で80点未満 → 毎日コツコツ継続
各セクションの基本の対策法
TOPIKⅡではリスニングは全て1問2点。
→ つまり、1問の重みは全問題で同じです。
(TOPIKⅠも全問3点 or 4点と問題による得点差がほとんどない)
「これはわからない…」
「何言ってるのか全然わからなかった」
と思ったら、深追いせずにそれっぽい答えをマークして次へ進むのが鉄則です。
なぜなら、迷っているうちに次の問題が始まると、その後のペースが崩れるから。
リスニングの音声に置いていかれるのだけは、絶対に絶対に避けてください!!絶対ですよ!
- リスニングは音声の流れに沿って進行するため、後戻りができない
- 半分以上の問題は1回しか音声が流れないため、設問先読みができるタイミングを活用すべし
- 設問先読みで音声の情景・シーンをあらかじめ頭の中でイメージしておく
先読みのタイミング例
問題を早く解き終わった時だけでなく、次のタイミングでも先読みができます。
タイミング | やること |
---|---|
「다음을 듣고~」などの問題前のガイダンス音声 | 次の1問分だけ選択肢を読む |
問題パターンが変わる区切り | 形式を確認+次の1問分を先読み |
- 過去問の音声で実践形式の練習
・最初はスクリプトあり→慣れたらスクリプトなし
・倍速→通常速度と音声の速度を変えて聞くのも効果的 - 音声の状況を脳内でイメージしながら聞く
・単語が全部わからなくてもOK
・聞き取れた単語からどんな場面か想像する - 何度も聞くよりも1回目で大まかな答えを決める練習を意識
TOPIKⅡのリーディングも全問2点。
→ つまり「難問1問にこだわるよりも、取れる問題を確実に拾う」ことが効率的です。
(TOPIKⅠも全問2点 or 3点と問題による得点差がほとんどない)
- 4〜5回読み直しても分からない問題は潔く諦める
→ 何度読んでも理解できない問題はあります。粘るより次に進みましょう! - 全問題、必ず回答する
→ わからなかった問題も空欄のままでは確実に0点。迷ったら「最も惹かれる答え」に印をつけること - 知らない単語で止まらない
→ 前後の文脈から推測する力が鍵。情景を頭でイメージすると理解しやすいです - 設問文を先に読む
→ 問題文を読む前に「何を問われるか」を知っておくと、効率的に情報を拾えます
TOPIKⅠは40問で60分、TOPIKⅡは50問で70分。
→ 単純計算で1問あたり1分20秒。
ただし実際は次のように考えると取り組みやすいです:
- 短文・文法問題(序盤)
→ 1問30秒以内でサクサク処理 - 会話文や中程度の長さの文章
→ 1問1〜1.5分 - 長文読解(1題2問セット)
→ 1題につき5分程度

理想は「最後に5分以上余らせる」こと
韓国語を読むことに慣れていない場合は、過去問や練習問題など時間を測って解く練習が必須です!
- 空欄補充問題
→ 単語の意味よりも「接続詞」「因果関係」に注目 - 内容一致/不一致問題
→ 設問文と本文を1対1で照合。否定表現(~지 않다, ~지 못하다)に注意 - 主題・要旨問題
→ 文章のテーマを答える問では、最初の段落と最後の段落を重点的に読む
また、次のようなメモをしながら本文を読み進めるのもおすすめです。
- 数字・固有名詞・否定語に印をつける
- 段落ごとに「背景」「主張」「まとめ」と区切って一言で要約
- 過去問演習
まずは制限時間通り → 慣れたら8〜9割の時間で挑戦
もちろん「毎回通し」で解く必要はなく、1問単位で時間を区切って練習しても効果的 - スキマ時間を活用して多読・速読
「문화·생활(文化・生活)」「사회(社会)>환경(環境)」ジャンルのニュース記事が最適
→ 語彙がTOPIKに近く、実践的に練習できる
※リンク先はNaver Newsです - 単語対策
知らない単語が多すぎる場合は、単語帳を1〜2周して基礎を固める
※完璧に暗記しようとしなくてもOK・なんとなく知ってる単語を増やす
そのうえで「試験中は推測力」で対応すべし - 音読練習
過去問や記事を声に出して読む
→ 繰り返すほど黙読スピードも上がり、理解が速くなる
(声に出して読むとリスニング力も伸ばせるから一石二鳥!)
- 白紙はNG!
多少ミスがあっても、必ず何かしら書いて部分点を狙う - 51〜53番は“点数獲得チャンスゾーン”
51〜53番は比較的答えが明確で、練習次第でほぼ満点を狙える。もし6級を目指すなら、ここで落とさないことが重要 - 54番は“勝負所”
配点が大きいが正解が一つに定まらない。知識のストック+構成力で部分点を積み上げる。
まとめると:
「51〜53番で確実に得点を稼ぐ + 54番でどれだけ点を伸ばせるか」が作文の戦略
問題 | 理想の時間配分 |
---|---|
51・52番(短答穴埋め) | 合計5〜10分以内 |
53番(グラフ説明) | 10〜15分以内 |
54番(600字作文) | 30分以上確保 |
ポイントは 「時間を死守する意識」。
- 51〜53番は比較的取り組みやすく、練習すれば満点近く狙える
ただしここに時間をかけすぎると、配点の大きい54番が白紙になるリスクあり - 54番は得点の比重が最も大きいため、白紙=致命傷
→ 最低30分は確保することを絶対条件とすべし!
作文は試験時間が50分。
したがって51〜53番は合計20分以内に仕上げ、余った時間はすべて54番に回すのが理想
- 51・52番(短答・穴埋め)
文法力と文脈把握がカギ
加えて、肯定/否定や原因/結果などの文章の関係・ニュアンスを見極めると答えが絞りやすい - 53番(グラフ説明)
決まった型を覚えてしまえば安定して得点できる
使う表現は事前にノートで整理しておくと安心 - 54番(小論文)
構成はシンプルに「序論→本論1→本論2→結論」で固定
問題文を読んだら、書く内容(ネタ)を問題用紙にざっくりメモすると、回答中に悩まずスムーズに書ける
- 過去問・模試で形式に慣れる(特に51〜53番)
- 54番対策は“知識ストック”
教育・社会・環境など定番テーマを中心に、韓国語で「長所・短所・改善点」「原因・結果・対策」などフレームを決めてノートに整理する - 添削を受ける
ネイティブやAIにチェックしてもらい、自分の表現の弱点を客観的に知る - 表現の型を決める
特に53番や54番のつなぎ表現は、自分なりの“型”を持つと安心
筆者のおすすめ学習リソース・参考書まとめ
TOPIK対策に役立つ学習リソースは数多くありますが、実際に使ってみて「これは効率が良い」と感じたものを紹介します。
結論から言うと、
過去問・模擬試験+必要に応じて参考書や動画で補強する
のが最短ルートです。
- 過去問は公式HPにて無料公開
TOPIKの韓国の公式サイトでは、過去10回分ほどの過去問がPDFで公開されています(韓国のTOPIK公式サイト(PC推奨)はこちら)
※サイト上で過去問が公開されている場所:メインメニュー > 학습하기(学習する) > 학습 자료실(学習資料室)
解説は付属していませんが、まずは最初に必ず過去問を解いて、自分の現状を把握するのがTOPIK対策の出発点です! - 模擬試験の活用
YouTubeには無料で模擬試験や過去問解説をしている動画が多数あり
練習問題や模擬試験が豊富に掲載されている参考書も効果的
過去問・模擬試験・練習問題を「とにかくたくさん解き→復習する」ことが、実力と成績を伸ばす最短の方法です
リスニングと読解については過去問で十分対応できたので参考書は使いませんでした
私が쓰기(作文)対策に選んだのは 『よくわかる 韓国語能力試験 TOPIK Ⅱ 作文』 です。
この本を選んだ理由は、以下の3つ。
- 51〜54番まで網羅的に解説されている
- 問題数が豊富で、難易度も「ちょうど良い」バランス
- グラフや出題パターンが幅広く収録されており、過去の難しめな問題にも対応
特に感じたのは、この本は「近年の傾向だけに偏っていない」という点。
例えば、最近の51・52番は文中の語を使って答えられる穴埋めが多いですが、過去のように語彙力が試される出題もカバーしています。53番も、シンプルなグラフだけでなく、やや複雑な比較グラフも収録。
これにより、どの回の試験が来ても対応できる安心感がありました。
本屋で作文対策用の参考書を何冊も比較しましたが、他の本は
- 問題数が少ない
- 難易度が極端(あまりに難しすぎる/簡単すぎる)
- 紹介されているグラフパターンが少ない
といった弱点があり、この1冊が総合的に一番バランスが良かったです。

『よくわかる 韓国語能力試験 TOPIK Ⅱ 作文』
著者:カン・ウンジョン/出版社:スリーエーネットワーク
私は主にYouTubeの韓国人講師チャンネルを活用しました。
- TOPIK 한국어선생님(トピック 韓国語の先生)
- 作文の模擬問題の量が圧倒的
- 文法・語彙に関する動画もある
- 話す速度がゆったりしていて聞き取りやすい
- Hanijemi(ハニジェミ)
- 解説がテンポよく、発音も聞き取りやすい
- 日本語字幕を設定できる
- TOPIK対策以外に韓国語の文法など役立ち動画が満載
- SUNSA TOPIK(ソンサトピック)
- 最近の出題傾向チェックに最適
- 日本語字幕を設定できる
- ハキハキとした発音+整理された解説で分かりやすい
- TOPIK STUDY(トピックスタディ)
- 過去問解説が丁寧で、設問のポイントをつかみやすい
- まるで予備校の授業を受けているような感覚
全て韓国語での解説ですが、TOPIK受験者であれば十分理解可能なレベル。
聞き取りが難しい場合は再生速度を落としたり、字幕や書き込みを見ながら視聴すると効果的です。
韓国語の音に慣れるためにも、日本語解説だけでなく時々ALL韓国語の動画を取り入れることをおすすめします。
「TOPIK対策にニュースを見るべきか?」とよく聞かれますが、私は必須ではないと考えています。
- ニュースは政治・経済など固有名詞や専門用語が多い
→TOPIK対策として学習効率のいいリソースとは言いづらい - 生活・社会面の記事なら語彙は近い
→それでも「過去問・模擬試験」ほどTOPIKの成績向上に直結しない

時間に余裕がある人はニュースを見たり、記事を読んで損はありません。
ただし、基本は過去問・模擬試験・参考書・動画で十分。
特に初心者や中級者は基礎教材を優先しましょう!
- 必須:過去問・模擬試験
- 補強:作文参考書・YouTube解説
- 余裕があれば:ニュースや記事
TOPIKは「出題傾向がほぼ決まっている試験」。
あれこれ手を広げるより、過去問と模擬試験を徹底的にやり込むのが一番効率的です。