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韓国語を勉強していて「連体形」が出てくるとちょっと身構えてしまいませんか?
- 韓国語の連体形って、なんか似た形が多くて混乱する…
- 「〜는 / 은 / 을 / 던」…どれも聞いたことあるけど、結局どう違うの?
実は連体形って、仕組みがわかれば会話でもグッと自然に使えるようになるんです!
この記事では、連体形の作り方と使い方を丁寧に解説しつつ、使い分けのコツもご紹介。
文法が苦手な方にもわかりやすいよう、例文やシチュエーションを交えて解説しています。
これを読めば、苦手だった連体形も“使える文法”に変わっていくはず!
よく使う連体形 表現まとめ
まずは全体の連体形の形と例をまとめた表をチェック!
「動詞」「形容詞」「있다/없다」「名詞」で、それぞれ時制によって連体形の形が変わります。
品詞 | 現在連体形 | 過去連体形 | 未来連体形 |
---|---|---|---|
動詞 가다 / 먹다 / 하다 (行く / 食べる / する) | -는 가는 / 먹는 / 하는 (行く / 食べる / する) | -은/-ㄴ 간 / 먹은 / 한 (行った / 食べた / した) | -을/-ㄹ 갈 / 먹을 / 할 (行く / 食べる / する) |
形容詞 귀엽다 / 작다 (可愛い / 小さい) | -은/-ㄴ 귀여운 / 작은 (可愛い / 小さい) | -았던/-었던 귀여웠던 / 작았던 (可愛かった / 小さかった) | -을/-ㄹ 귀엽울 / 작을 (可愛い / 小さい) |
있다/없다 (ある・いる / ない・いない) | -는 있는 / 없는 (ある・いる / ない・いない) | -던 있던 / 없던 (あった・いた / なかった・いなかった) | -을 있을 / 없을 (ある・いる / ない・いない) |
名詞 학생 / 의사 (学生 / 医者) | -인 학생인 / 의사인 (学生である / 医者である) | -이었던/-였던 학생이었던 / 의사였던 (学生だった / 医者だった) | -일 학생일 / 의사일 (学生である / 医者である) |
次からは、それぞれの形の作り方と使い方を例文付きで詳しく見ていきましょう!
現在連体形の作り方&使い方
🔹形の作り方
動詞の語幹に「-는」をつけて、“〜している○○” のように名詞を修飾します。
🗣 例文
- 하는 사람:している人
→ 공부하는 사람은 누구예요?(勉強してる人は誰ですか?) - 하는 것:やっていること
→ 지금 하는 것은 뭐예요?(今やってることは何ですか?)
💡ポイント
「今やっていること」「よくすること」など、継続・習慣にも使える便利な形です。会話でも超頻出!
🔹形の作り方
形容詞の語幹に「パッチムあり→-은」「パッチムなし→-ㄴ」をつけて、“〜な○○” を作ります。
🗣 例文
- 좋은 날:いい日
→ 오늘은 정말 좋은 날이에요.(今日は本当にいい日です。) - 기쁜 일:嬉しいこと
→ 어제 기쁜 일이 있었어요.(昨日うれしいことがありました。)
💡ポイント
「〜な〜」という形で日常的な形容詞の修飾に大活躍!
「슬픈 영화(悲しい映画)」「재미있는 이야기(面白い話)」など、よく目にする組み合わせです。
🔹形の作り方
있다/없다は「動詞」として扱われるため、現在連体形は「-는」を使います。
🗣 例文
- 있는 곳:ある場所
→ 친구가 있는 곳에 가고 싶어요.(友達がいる場所に行きたいです。) - 없는 날:ない日
→ 약속이 없는 날에 만나요.(予定がない日に会いましょう。)
💡ポイント
「ある/ない」系の言い回しでとてもよく使います!
「화장실이 있는 가게(トイレがある店)」や「시간이 없는 사람(時間がない人)」なども日常会話で役立ちます。
🔹形の作り方
名詞には「-이다(〜だ)」を付けます。
その連体形が 「-인」=「名詞인 名詞」 の形になります。
🗣 例文
- 직업이 의사인 친구:職業が医者である友達
→ 저는 직업이 의사인 친구가 있어요.(職業が医者の友達がいます。) - 문제인 상황:問題である状況
→ 이건 문제인 상황이에요.(これは問題である状況です。)
💡ポイント
「名詞が名詞である」という状態を表すときに使います。
硬めの文章だけでなく、日常でも意外とよく出てくる文型です。
過去連体形の作り方と使い方
韓国語で「〜した人」「〜だったこと」など、過去の情報を説明するときに使うのが「過去連体形」です。
会話でもよく使われる表現なので、形をしっかり覚えておくと理解・会話の幅がぐんと広がります!
動詞の語幹に「-은 / ㄴ」をつけて「〜した◯◯」という表現が作れます。
(パッチムありの場合:은、無しの場合:ㄴをつける)
※「-던」や「-았/었던」の形もありますが、ここではまず基本の「-은/ㄴ」にフォーカスします!
例文
- 공부한 사람(勉強した人)
- 간 곳(行った場所)
- 본 영화(見た映画)
形容詞の場合は、過去の状態を表すときに「-았/었던」を使います。
「良かった日」「楽しかった思い出」など、感情や印象と一緒に使われることが多いです。
例文
- 좋았던 날(良かった日)
- 기뻤던 일(嬉しかったこと)
- 재밌었던 여행(楽しかった旅行)
存在・不在を表す「있다/없다」は、過去の状態を表すときに「-던」を使います。
何かが以前は存在していた、またはなかったことを言いたいときに便利な表現です。
例文
- 있던 곳(あった場所)
- 없던 이유(なかった理由)
- 있던 사람(いた人)
💡現在形では「있는 곳」「없는 이유」になりますが、過去の状態を語るときは「-던」を使います。
名詞に対して「〜だった◯◯」と言いたいときには「이다(〜だ)」の過去連体形を使います。
「이었던 / 였던」は、[名詞]+[이다の過去形] に 連体形「-던」がついたものです。
例文
- 학생이었던 사람(学生だった人)
- 문제였던 것(問題だったこと)
- 친구였던 사람(友達だった人)
【 이다 の過去形】パッチムあり → 이었、パッチムなし → 였
未来連体形の作り方と使い方
続いて、「〜する予定の人」「〜になりそうなこと」など、未来やこれからのことを説明するときに使う未来連体形です!
未来連体形は予想・予定・可能性を含んだ表現としてよく使われます。
動詞に「-을 / -ㄹ」をつけて、未来の行動を説明します。
“ㄹ”以外のパッチムの場合:을、パッチム無しの場合:ㄹをつける。”ㄹ”パッチムの場合:語幹のまま何もつけない
例文
- 할 일(すること・やるべきこと)
- 갈 사람(行く人)
- 볼 영화(観る映画)
- 만들 음식(作る料理)
形容詞でも、未来の状態や予想される感情を表すときに「-을 / -ㄹ」を使います。
形容詞の未来連体形は、〜것 같다(〜な気がする)、〜때(〜な時)などの表現と一緒に使われることが多い
例文
- 기쁠 것 같아(嬉しくなりそう)
- 바쁠 때 전화하지 마.(忙しいときに電話しないで)
存在を未来の視点で語るときにも「-을」を使います。
今後の予定や見込みを説明する際によく使います。
例文
- 있을 곳(ある場所)
- 없을 날(ない日)
- 있을 가능성(ある可能性)
名詞に対して「〜な◯◯」という未来形を使う場合、「이다」の未来連体形である「-일」を使います。
이것이 문제이다(問題だ) → 문제일 것 같아(問題かもしれない) のような形です。
名詞の未来連体形「-일」は、때(〜のとき)や 것 같다(〜のようだ)などと一緒に、これからの状態を表す文脈でよく使われる
例文
- 문제일 것 같아(問題な気がする)
- 축제일 때(お祭りのとき)
- 중요한 일일 수 있어(大事なことかもしれない)
意味 | 現在連体形 | 未来連体形 |
---|---|---|
今まさにしている/する人 | 하는 사람(今する人) | 할 사람(これからする人) |
行く場所 | 가는 곳(今向かってる場所) | 갈 곳(これから行く予定の場所) |
観る映画 | 보는 영화(今見てる映画) | 볼 영화(これから観る映画) |
📝 ニュアンスの違いをざっくり言うと…
- 現在連体形:今やってる・いつもやってる
- 未来連体形:これからやる予定・意志がある
その他「進行形・完了形・回想形(던)」の連体形
ここでは、「している〜」「してた〜」「した〜」といった、連体形の中でも少し特殊な表現をご紹介します。過去のことを思い出す時や、動作の途中だったことを言いたい時など、微妙なニュアンスを伝えるのに便利です。
現在進行中の動作を表す連体形は「-고 있는 + 名詞」で表します。
- 하고 있는 일:していること
- 읽고 있는 책:読んでいる本
- 공부하고 있는 학생:勉強している学生
💡会話でよく使われる表現:
- 지금 보고 있는 드라마 있어요?(今見てるドラマある?)
- 이건 내가 찾고 있는 정보야.(これは私が探している情報だよ)
「してた(けど今はやめた or 中断した)」という動作の途中・回想のニュアンスを持つ表現です。
- 먹던 음식:食べてた料理
- 하던 일:してた仕事
- 공부하던 책:勉強してた本
💡こんなふうに使います:
- 아까 먹던 치킨 어디 갔어?(さっき食べてたチキンどこ行った?)
- 하던 얘기 계속하자.(してた話、続けよう)
「確かに経験した」「完了したけど今は違う」など、記憶や回想を含んだニュアンスで使う形です。
- 여행에서 찍었던 사진:旅行で撮った写真(旅行を思い出しながら)
- 지난 며칠간 봤던 영화:ここ数日間で見た映画(何を見たか思い出しながら)
- 어릴 때 살았던 동네:幼い頃に住んでた町(今は引っ越した)
💡会話例:
- 예전에 봤던 영화인데 기억이 안 나.(以前見た映画だけど思い出せない)
- 이건 우리가 찍었던 사진이야.(これは私たちが撮った写真だよ)
「-던」は未完了や中断、「-었던」は完了+回想というニュアンスの差があります。
【応用】名詞化 vs 連体形|「~すること」は 하는 것?하기?
韓国語では「~すること」と言いたいとき、2つの言い方があります。
「하는 것」と「하기」……どっちを使えばいいの?という疑問にお答えします!
「하는 것」は「する+もの」という形で、より具体的な対象や行為そのものを示すときによく使います。
- 보는 것:見ること(視覚的な行為として)
- 쓰는 것:使うこと(使っている動作やモノ)
💡例文:
- 나는 요리하는 것을 좋아해.(私は料理することが好き)
- 말하는 것보다 듣는 것이 더 중요해.(話すことより、聞くことが大事)
「하기」は動詞を完全に名詞化したもので、抽象的な行為や計画・目標を言いたいときに使います。
- 공부하기:勉強すること
- 운동하기:運動すること
- 쓰기:書くこと
💡例文:
- 청소하기가 귀찮아요.(掃除するのが面倒です)
- 일찍 자기가 목표예요.(早く寝るのが目標です)
比較 | 하는 것 | 하기 |
---|---|---|
種類 | 連体形+名詞 | 名詞化(語幹+기) |
ニュアンス | 実際の行為・対象寄り | 抽象的な概念・目的寄り |
使う場面 | 「していること・もの」 | 「計画・趣味・行為そのもの」 |
💡どっちでも通じる場面も多いですが、より自然な表現にこだわるなら「何を伝えたいか(対象 or 概念)」を意識して使い分けてみてください!