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「韓国語で「私の」ってどの表現を使えばいいの?」
「”ウリ”も「私の」って訳していいの?」
韓国語で「私の」を表現するには
「나의」「내」「저의」「제」「우리」など、
さまざまな言い回しがありますよね。
日常会話、ビジネスシーン、親しい友人とのやり取り..etc
状況によって適切な表現を選ぶことが重要です。
この記事ではそれぞれの意味・使い方を詳しく解説していきます。
読めばきっと迷うことなく使い分けられるようになりますよ!
韓国語を話せるように
なりたいなら
1. 「나의」 vs 「내」:カジュアルな「私の」
基本的な意味&使い方
韓国語で「나」は、自分と対等な関係にある人や目下の人に対して使う一人称代名詞です。
「〜の」を意味する「의」が付くことで「나의」(私の)となります。
「내」は「나의」の略語で、意味は同じです。
ただし、使う場面が異なります。
表現 | 読み方 | 特徴 | 使用場面の例 |
---|---|---|---|
나의 | ナエ | 書き言葉 | 日記、エッセイ、小説 |
내 | ネ | 話し言葉 | 日常会話、チャット(主に親しい間柄でのやり取り) |
使い方の注意点
“「나의」は書き言葉・「내」は話し言葉” と説明しました。
しかし、逆の場面で使うこともあります。
- 書き言葉の「나의」を親しい友人との会話・手紙・チャットで使うと、少し硬い印象を与える
- 柔らかい文章・口語的な文章を書きたい場合は「내」
まずは話し言葉の「내」を口に慣れさせ、徐々に状況に応じた使い分けをしていきましょう!
例文
タンシンエ ミソヌン ナエ ヘンボッ.
당신의 미소는 나의 행복.
あなたの笑顔は私の幸せ。
ネ バンウン ッケックテヨ.
내 방은 깨끗해요.
私の部屋はきれいです。
2. 「저의」 vs 「제」:丁寧な「私の」
基本的な意味と使い方
「저」は話す相手が目上の人やフォーマルな場面で自分を指すときに使われる一人称代名詞です。
「〜の」を意味する「의」が付くことで「저의」(私の)となります。「제」はその略語です。
どちらも使われる場面は異なりますが、意味は同じです。
表現 | 読み方 | 特徴 | 使用場面の例 |
---|---|---|---|
저의 | チョエ | 書き言葉 | 公式文書、目上の人への手紙 |
제 | チェ | 話し言葉 | 丁寧な日常会話・チャット、ビジネスシーン |
使い方の注意点
「나의・내」と同じように、書き言葉は「저의」、略語である「제」が話し言葉です。
- 書き言葉の「저의」を会話・手紙・チャットで使うと、より丁寧な印象を与える
- 丁寧ながらも柔らかい文章・口語的な文章を書きたい場合は「제」
まずは話し言葉の「제」を口に慣れさせ、徐々に状況に応じた使い分けをしていきましょう!
例文
チョエ サンサヌン オムッギョカン ブニエヨ.
저의 상사는 엄격한 분이에요.
私の上司は厳しい方です。
チェ イギョヌル マルッスムドゥリゲッスムニダ.
제 의견을 말씀드리겠습니다.
私の意見を申し上げます。
3. 「우리」:特別な表現
「우리」の意味と使い方
「우리」(ウリ)は「나」の複数形である「私たち」の意味のほか、「私たちの」「私の」という意味も持っています。
「저」の複数形は「저희」(チョヒ)です。
例えば、
- 우리 집(私の家)
- 우리 엄마(私の母)
- 우리 선생님(私/私たちの先生) など
家族や自分に関わるもの・人を指す際に「私たちの・私の」の意味で使われます。
韓国ドラマでお母さんが娘に対して「우리 딸~」(ウリ ッタル~)と呼びかけるシーン、見たことある人多いのではないでしょうか?
直訳すると「私の娘〜」ですが、日本語だと少し不思議な感じがしますよね。
韓国文化における共同体意識が反映されています。
そのため家族や自分が所属するコミュニティの強調だったり対象への愛情・愛着といったニュアンスが含まれています。
文化的背景
「우리」には韓国特有の共同体意識が表れています。
個人主義よりも家族・所属コミュニティを重視する文化ですね。
例えば「우리 나라(私たちの国)」は、英語だと「my country」に相当する表現です。
しかし韓国では「私の国」というよりも「私たちの国」として共有される概念を強調するのが一般的です。
例文
ウリ ハルモニヌン ヨリル チャラセヨ.
우리 할머니는 요리를 잘 하세요.
私のおばあちゃんは料理が上手です。
ウリ ハッキョヌン クン トソグァニ イッソヨ.
우리 학교는 큰 도서관이 있어요.
私たちの学校には大きな図書館があります。
おわり。