【初心者必見】韓国語の超基本的な「発音変化」ルール5つを学ぼう!

韓国語を学び始めると、ハングルを読めるようになった後に気づくのが「発音が思った通りじゃない!」という壁。

たとえば、書いてある通りに読むと意味が通じないことがあります。

これは韓国語の特徴である「発音変化」が原因です。

でも大丈夫!

発音変化を完璧に理解する必要はありません

この記事では、初心者向けに最低限知っておきたい発音変化のルールをわかりやすく解説します。

これを読めば、韓国語を聞くときの「なぜ?」が少しずつ解消されていきますよ!

発音変化ってなに?

韓国語には、文字通り読むとぎこちなくなってしまう音を、スムーズにするためのルールがあります。

これが「発音変化」です。

普段の会話や歌の中でも自然に使われていて、以下のような場面で役立ちます。

  • 会話で聞き取りやすくなる
    ネイティブスピーカーが話す速い韓国語にも対応しやすくなる。
  • 単語を正しく覚えられる
    発音を知ると、耳から覚えやすい!

初心者のうちは、これらのルールを「知識として知っておく」程度で十分

使っているうちに少しずつ慣れていきます。

基本の発音変化ルール5選

韓国語を学ぶ上で、特によく出てくる基本的な発音変化ルールを見てみましょう。

1. 有声音化:言葉の先頭では濁点が取れる!

ルール

ㄱ、ㄷ、ㅂ、ㅈは語頭では濁点が取れたような音で発音される。

一方で、語中では日本語で言う濁点が付いた音
つまり「が行」「だ行」「ば行」「ざ行」に近い発音になる。

例文

  • 가구 → [kagu]「家具」

1文字目の  は「か」のように濁点なしで発音し、2文字目の  は「が」のように濁点付きで発音する

  • 부부 → [pubu]「夫婦」

1文字目の  は「ば」ではなく、「ぱ」のように半濁点付きになる

  • 자주 → [chaju]「しょっちゅう」

1文字目の  は「ちゃ」、2文字目の  は「じゃ」のように濁点付きになる

ポイント

初心者のうちは「言葉の最初の音は濁点が付かないことが多い」と覚えるだけでOK!

2. 連音化:音がスムーズに流れる魔法

ルール

次の文字がㅇから始まるとき、パッチムが次の母音に移動して発音される。

例文

  • 일어 → [이러] (日本語)
  • 있어요 → [이써요] (あります、います)

ポイント

このルールは頻繁に使われるので、すぐに自然と慣れていきます!

3. 激音化:ㅎが音を強調

ルール

ㅎがパッチムや隣の音に影響を与えて激音化する。

例文

  • 입학 → [이팍] (入学)
  • 그렇게 → [그러케] (そのように)

ポイント

母音・子音をそれぞれ分解して並べてみると、どの子音が影響を受けているのか見つけやすい!

例:입학 → [ㅇ][ㅣ][][][ㅏ][ㄱ]→ [ㅇ][ㅣ][][ㅏ][ㄱ]

4. ㅎの無音化:音が消える魔法

ルール

ㅎのパッチムに、ㅇから始まる文字が続くとき、ㅎは発音されない。

例文

  • 좋아요 → [조아요] (好きです)
  • 넣어요 → [너어요] (入れます)

ポイント

初心者のうちは「語中にあるㅎは発音されないことが多い」と覚えるだけでもOK!

5. 鼻音化:音が柔らかく変化

ルール

  1. ㄱ、ㄷ、ㅂのパッチムの後にㄴ、ㅁが来ると、それぞれ[ㅇ]、[ㄴ]、[ㅁ]に変わる
  2. ㄹが鼻音[ㄴ]に変わる場合もある

例文

  • 입니다 → [임니다] (〜です)
  • 국물 → [궁물] (汁)
  • 독립 → [동닙] (独立)

ポイント

このルールは少しハイレベルに感じるかも。

でも、実際に発音してみると意外と簡単に「なるほど!」と納得できるはず。

実践のコツ
  1. ゆっくり発音してみる
    最初は一音ずつ区切るように発音します。
    例えば「국물」の場合は「ククムル…ククムル…」と文字のパーツを意識しながら、繰り返し発音してみましょう。
  2. 少しずつスピードを上げる
    慣れてきたら、徐々に速く発音します。
    「ククムル」→「クンムル」と自然に変わる感覚がつかめるはずです。
  3. 「柔らかさ」に注目する
    音が鼻を通るような、少しふんわりとした響きになるのが鼻音化の特徴です。
    この「柔らかさ」を感じ取れると、ルールがイメージしやすくなります!

鼻音化は一度身につくと、韓国語の発音やリスニング力がぐんっとレベルアップします。

焦らずに繰り返し練習して「柔らかい音」に耳・口を慣らしてみましょう!

初心者へのアドバイス:気にしすぎないことが大切

発音変化のルールは知っておくと便利ですが、初心者のうちは「気にしすぎない」ことが重要です。

以下の方法で少しずつ慣れていきましょう:

  • 韓国語を聞く機会を増やす
    ドラマや音楽を楽しみながら自然に学べます
  • よく使うフレーズを覚える
    「안녕하세요(こんにちは)」や「있어요(あります)」など、日常的に頻繁に登場する表現に集中しましょう
  • 無理に完璧を目指さない
    最初は「何となく知っている」で十分!

実際のフレーズで練習しよう

日常会話でよく使うフレーズを通して、発音変化を体感しましょう。

  • 감사합니다 → [감사니다] (ありがとうございます)
  • 있어요 → [이써요] (あります、います)
  • 좋은 아침이에요 → [은 아치미에요] (おはようございます)

おわりに:発音変化を楽しもう!

発音変化は最初は難しく感じるかもしれませんが、少しずつ耳が慣れていくものです。

焦らず、韓国語を聞いたり話したりする中で楽しんで学んでくださいね♪