韓国語文法がスッキリわかる!基本ルール5選をやさしく解説【使える例文つき】

「ハングルを読めるようになったし、そろそろ文章を作れるようになりたい!」
そう思って韓国語の勉強を始めたものの、

  • 「何から覚えればいいのかわからない」
  • 「本を読んでも活用の仕方がよくわからない」
  • 「まずは簡単に会話できるようになりたいけど、どんな文法が必要?」

と、悩んでいませんか?

韓国語は語順や単語など、日本語と似ている部分が多い言語です。
だからこそ「どんなルールを押さえれば、すぐに使えるのか?」を知るだけで、文章を作るハードルはぐっと下がります!

この記事では、 韓国語の基本文法をスッキリまとめて解説!

  • 文法をざっくり理解して、すぐに使いたい
  • シンプルな解説と例文でサクッと学びたい

こんな方に向けて、 韓国語の「基本ルール」と「使える例文」 をわかりやすく紹介します!
この記事で 最初に押さえるべき5つの文法ルール をチェックしていきましょう!

韓国語文法の基本ってどんな感じ?

日本語との類似点①:語順のルール

韓国語の文法には、日本語と似ている部分がたくさんあります。

その中でも特にわかりやすいのが「語順」です。

日韓英の語順比較

例えば「私は夜にドラマをみます」という文章。

韓国語では「저는 밤에 드라마를 봐요」となります。
(저는 : 私は, 밤에 : 夜に, 드라마를 : ドラマを, 봐요 : みます

「主語 → 目的語 → 動詞」という順番で並ぶのは、日本語と全く同じですね!

この語順の共通点のおかげで、韓国語の文法は日本人にとって馴染みやすいと言われています。

日本語との類似点②:主語や目的語を省略できる

韓国語でも、文脈によって主語や目的語を省略できます。

  • 主語の省略
    (저는) 드라마를 봐요 (ドラマをみます)
  • 目的語の省略
    저는 밤에 (드라마를) 봐요 (私は夜にみます)
  • 助詞の省略
    (는) 드라마(를) 봐요 (私ドラマみます)

日本語と同じく「誰が?」「何を?」と分からなくなる場合は、省略せずに話すのが基本です!

また、特に助詞の省略は、日本語と全く同じルールではないので要注意
韓国語のリズムや言いやすさに慣れていくことで、どんな時に省略できるのかが自然と身につきます😊

日本語との類似点③:タメ口・敬語

韓国語も、日本語と同じように相手やシチュエーションに合わせて話し方を変えます

例えば感謝伝える時、友達にはカジュアルに「고마워(ありがとう)」、目上の人には「감사합니다(ありがとうございます)」と言ったりします。

こうやって相手によって表現を使い分けるところがそっくりなんです!

韓国語には、こんな3つのレベルがあります:

  • パンマル(タメ口):友達や家族に使う
  • ヘヨ体:「です・ます」に近い丁寧な表現
  • ハムニダ体:フォーマルな場面で使う敬語

「敬語は難しそう」と感じる方もいるかもしれませんが、最初は「語尾をヘヨ体にすれば丁寧になる」くらいのシンプルなルールを覚えればOK!

厳しい敬語は、ビジネスや特別な場面で使うくらいなので、日常会話ではあまり心配いりませんよ♪

韓国語ならではのポイント「分かち書き」

韓国語には、日本語とは少し違う特徴もあります。

たとえば、韓国語には、日本語にない「分かち書き」というルールがあります。
単語や助詞の間にスペースを入れて区切るため、どこが1つの単語で、どんな文法なのかが分かりやすくなります。

例えば…

  • 分かち書き無し:저는밤에드라마를봐요
    → 読みづらい🌀
  • 分かち書き有り:저는 밤에 드라마를 봐요
    → 主語・述語など、文節を瞬時に把握できて読みやすい

このように分かち書きをすることで、単語・助詞・語尾が見分けやすくなります。

ただし、スペースを入れる場所を間違えると意味が変わることも…

  • 저도착해요
    → 저도 착해요(私も優しいです)
    → 저 도착해요(私、到着します)

SNSやチャットでは分かち書きをしない人も多いですが、正しく伝えるためには分かち書きが大切です。
ルールを意識して、読み書きの練習をしてみましょう!✨

基本文法1:「動詞の活用」を学んで「ヘヨ体」を覚えよう

まずは動詞を活用してみよう!

語幹を見つける

韓国語の動詞は、原型が「다」で終わります。

この「다」を取り除いた部分が「語幹」です。

  •  → 가(行く)
  •  → 먹(食べる)
  • 공부하 → 공부하(勉強する)

母音をチェックする

この「다」を取り除き、語尾を変えることで、会話に使える形になります。
まずは、初心者でも使いやすい 「ヘヨ体」 の作り方を覚えてみましょう!

「ヘヨ体」:日常会話で最もよく使う丁寧な表現

しかし、ここで注意したいのが、語幹の最後の文字にある母音

どんな母音で終わっているかによって、語尾の変化が異なります。

  1. 母音が「ㅏ」または「ㅗ」:語尾が -아요 になる
    • 가다 → 가요(行きます)
    • 보다 → 봐요(見ます)
  2. それ以外の母音:「-어요」になる
    • 먹다 → 먹어요(食べます)
    • 마시다 → 마셔요(飲みます)
  3. 하다(する)は例外! → 해요 になる
    • 공부하다 → 공부해요(勉強します)
    • 출근하다 → 출근해요(出勤します)

丁寧?タメ口?韓国語の話し方を変えてみよう!

パンマル:親しい人とのカジュアルな話し方

ヘヨ体から「요」を取るだけで、韓国語のタメ口「パンマル」が完成します。

  • 가요 → 가(行く)
  • 먹어요 → 먹어(食べる)
  • 봐요 → 봐(見る)
  • 공부해요 → 공부해(勉強する)

パンマルは友達家族本当に親しい間柄の人に使います。
初対面の人や年上の人には失礼にあたるので注意しましょう!

ハムニダ体:フォーマルな丁寧語

フォーマルな場面や公的な場では、語幹に「-습니다 /-ㅂ니다」を付けた「ハムニダ体」を使います。

  • 가다 → 갑니다(行きます)
  • 먹다 → 먹습니다(食べます)
  • 보다 → 봅니다(見ます)
  • 공부하다 → 공부합니다(勉強します)

この形はニュースやプレゼンなどで耳にすることが多いです。

とはいえ、日常会話の中でも「감사합니다(ありがとうございます)」や「알겠습니다(分かりました)」などよく使われるフレーズがあるので、覚えておくと便利です!

基本文法2:最初に覚えたい韓国語の「助詞」

主語を示す助詞:은/는 と 이/가

まずは「私」や「私」を表す助詞を紹介します。

  1. 은/는(~は)
  2. 이/가(~が)

2種類ずつあるのは、パッチムの有無によって使い分けるためです。

パッチム:文字(子音+母音)の下についている子音

それぞれ詳しく見ていきましょう!

은/는(~は)

「이것(これ)」や「저(私)」など、日本語の「〜は」にあたる助詞です。

くっつける単語にパッチムがあるときは「」を使い、無いときは「」を使います。

  • パッチムがあるとき:
    • 당신(あなたは)
    • (ご飯は)
    • 이 책(この本は)
  • パッチムがないとき:
    • 엄마(お母さんは)
    • 여기(ここは)
    • 이 영화(映画は)

이/가(~が)

「이것(これ)」や「여기(ここ)」など、日本語の「〜が」にあたる助詞です。

くっつける単語にパッチムがあるときは「」を使い、無いときは「」を使います。

  • パッチムがあるとき:
    • 시간(時間が)
    • 얼글(顔が)
    • (本が)
  • パッチムがないとき:
    • 아빠(お父さんが)
    • 회사(会社が)
    • 머리(頭が)

具体例で理解しよう

「은/는(~は)」や「이/가(~が)」を使って例文を作ってみます。

  • 종이책 좋아요.(私は紙の本が好きです。)
  • 오늘 내려요.(今日は雨が降ります。)

目的語を示す助詞:을/를

次に紹介するのは、日本語の「〜を」にあたる「을/를」。

何かを行う対象を示すときに使う助詞ですね。

一つ前の「은/는」や「이/가」のように、この「을/를」もパッチムの有無で使い分けます。

  • パッチムがあるとき:
    • (水を)
    • 약속(約束を)
    • (仕事を/用事を)
  • パッチムがないとき:
    • 공부(勉強を)
    • 친구(友達を)
    • 요리(料理を)

具体例で理解しよう

「을/를(~を)」を使って例文を作ってみます。

  • 한국어 공부 해요.(韓国語の勉強をします。)
  • 내일은 공연 보러 가요.(明日は公演をみにいきます。)

場所や方向を示す助詞:에・에서・까지

最後に紹介する助詞は、場所・時間・方向などを示すときによく使うこちらの3つです。

  1. 에(~に、〜へ)
  2. 에서(~で)
  3. 까지(~まで)

ちなみに、この3つはパッチムの有無で使い分けません!

에(~に、~へ)

目的地や時間を示します。

  • 학교 가요.(学校行きます。)
  • 10시 만나요.(10時会いましょう。)

에서(~で、〜から)

動作の場所を示します。

  • 도서관에서 공부해요.(図書館勉強します。)
  • 일본에서 왔어요.(日本から来ました。)

까지(~まで)

動作や範囲の終わりを示します。

  • 집에서 회사까지 1시간 걸려요.(家から会社まで1時間かかります。)
  • 매일 아침 8시부터 10시까지 공부해요.(毎朝8時から10時まで勉強します。)

補足:助詞の使い分けがもっと知りたい方へ

今回紹介した「에・에서・까지」のほかに、韓国語では「부터(〜から)」「으로(〜を通って・〜から)」など、便利な助詞もあります。

これらの助詞も日常会話でよく使うので、別の記事で詳しく解説していきます!

興味のある方はぜひチェックしてください。

基本文法3:「否定文」の簡単な作り方

~이/가 아니다:名詞を否定する

「~ではない」と名詞を否定したいときに使います。

名詞に 이/가 をつけて、「아니다」を続けるだけです!

例文

否定したい名詞がパッチムで終わる時は を、パッチム無しの文字で終わる時は を使います。

  • 저는 학생이 아니에요.
    (私は学生ではありません。)
  • 이건 제 물건이 아니에요.
    (これは私のものではありません。)
  • 저는 미성년자가 아니에요.
    (私は未成年者ではありません。)

ポイント

「이/가」の代わりに「은/는」を使うと、対比の意味が加わります。

  • 저는 학생이 아니에요.(私は学生ではありません)
    ただの事実として「学生ではない」ことを伝えている
  • 저는 학생은 아니에요.(私は学生ではないけど…)
    → 「学生ではなく、何か他の職業がある」といった含みを持たせている

안 ~:動詞・形容詞をシンプルに否定

もっともシンプルな否定方法で、否定したい動詞・形容詞の前に「안」をつけるだけ!

日常会話でよく使われます。

例文

  • 저는 매운 음식을 먹어요.
    (私は辛い食べ物を食べません。)
  • 오늘은 추워요.
    (今日は寒くないです。)

ポイント

하다の動詞では「하다」の前に  を置きます。

  • 공부하다 → 공부  해요(勉強しません)
  • 청소하다 → 청소  해요(掃除しません)

~지 않다:少し丁寧でフォーマルな否定

一つ前の「안~」よりも丁寧な印象を与えるのが「~지 않다」です。

動詞や形容詞の語幹に 지 않다 をつけて使います。

例文

  • 친구가 아직 도착하지 않았어요.
    (友達がまだ到着していません。)
  • 지하철역에서 가깝지 않아요.
    (地下鉄の駅から近くありません。)

ポイント

日常会話では「안 ~」を使い、フォーマルな場面や文章では「~지 않다」を使うことが多いです

基本文法4:「疑問文」を作ってみよう

語尾を上げるだけでOK!基本の疑問文

普通の文の語尾を上げるだけで疑問文になります。

  • 가요(行きます) → 가요?(行きますか?)
  • 먹어요(食べます) → 먹어요?(食べますか?)
  • 공부해요(勉強します) → 공부해요?(勉強しますか?)

質問を広げる疑問詞(何, どこ, いつ)

疑問詞を使えば、質問の幅が広がります。

例文

  • 해요? (をしますか?)
  • 어디 가요? (どこに行きますか?)
  • 언제 와요? (いつ来ますか?)

基本文法5:会話で役立つ簡単な「接続詞」

最後に、会話に便利な接続詞を3つ紹介します!

「そして」を表す 그리고

「그리고(そして)」は、2つの事柄を順序よくつなげたいときに使います。

日本語の「それに」「さらに」と同じようなニュアンスでも使えます。

  • 저는 학생이에요. 그리고 한국어를 공부해요.
    (私は学生です。そして韓国語を勉強しています。)
  • 저는 아침에 커피를 마셨어요. 그리고 빵도 먹었어요.
    (私は朝コーヒーを飲みました。そしてパンも食べました。)

「しかし」を表す 그런데

「그런데(しかし)」は、文と文が対立したり、予想外の内容が続くときに使います。

また、会話を切り出すときに「ところで」の意味でも使える便利な言葉です。

  • 날씨가 좋았어요. 그런데 바람이 많이 불었어요.
    (天気は良かったです。しかし風がとても強かったです。)
  • 오늘은 토요일이에요. 그런데 회사에 가요.
    (今日は土曜日です。しかし会社に行きます。)

「だから」を表す 그래서

「그래서(だから)」は、前の文の理由や原因を説明し、その結果を続けるときに使います。

とても頻繁に使われる接続詞です。

  • 많이 피곤해요. 그래서 일찍 자요.
    (とても疲れています。だから早く寝ます。)
  • 시간이 없어요. 그래서 빨리 가요.
    (時間がありません。だから急いで行きます。)

まとめ:韓国語は「使う」ことで身につく!

基本文法を押さえたら、次は 実際に使ってみること(アウトプット) が大切!

韓国語は日本語と語順が似ているから、単語やフレーズを調べながら書けば、日記やファンレターもすぐに自力で書ける ようになります。

でも、アウトプットは 書くだけじゃなくてOK!

  • K-POPの歌詞を口ずさむ
  • ドラマのセリフを真似する
  • 推しのインタビュー記事を声に出して読む

こうした「声に出す練習」を続けるだけでも、発音やリズムに自然と慣れていきます。

なのでK-POP・ドラマ・YouTubeを活用して、どんどんネイティブの韓国語に触れていきましょう!
聞き取れるフレーズが増えると、会話の理解度もぐんとアップしますよ✨

次のステップが気になる方は、こちらもチェック👇

韓国語は「勉強しなきゃ!」ではなく「楽しく使う」ことが一番の上達法 です。
今日から少しずつ、韓国語に触れる時間を増やしていきましょう! 😊🎵

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