韓国語の「尊敬語・丁寧表現」まとめ!시다・세요・님の使い方など

韓国語を少しずつ話せるようになってきたけど、
「丁寧な言い方になると一気に自信がなくなる…」
「丁寧に話したいのに言葉選びに迷う…」
そんな経験がある方、多いはず。

実際、こんな疑問を感じたことはありませんか?

  • 丁寧に話すには「시, 셔, 세」とかを使えばいいみたいだけどどう使うの?
  • 「씨=さん」で「님=様」だと思ってたけど、意外と日常的に「님」もよく使う?どっちが丁寧?
  • 「뵈요」って「봐요」の打ち間違いじゃなかったの?!
  • 「계세요 / 있으세요」どっちを使えばいい?
  • そもそもどういう時に敬語を使うの?

日本語にも敬語があるからこそ、韓国語でも「なんとなくこうかな?」で話せそう…ですが、実は結構違いがあって難しいんですよね。

でも大丈夫!

この記事では、韓国語の基本敬語表現「〜시다」の使い方を中心に、よく使う丁寧表現を一覧でわかりやすく整理しました。
「このときはこう言えばいいんだ!」と、スッキリ理解できる内容になっています♪

基本の敬語表現「시다」をマスターしよう!

「(으)시다」の使い方|「綺麗です」が「お綺麗です」になるイメージ

「시다」は、動詞や形容詞にくっつけて相手を立てる=尊敬の気持ちを表すときに使います。
日本語でいうと、「お~になる」「~なさる」「お綺麗です」のようなイメージです。

日本語でも「私はお綺麗です」「私は勉強をなさる」などと言わないように、この「(으)시다」も自分 (話者) の動作・自分 (話者) を修飾する言葉には使いません

🔸 例文

  • 예쁘다 (きれいだ) → 예쁘시다 (お綺麗だ)
     👉 선생님은 정말 예쁘세요. (先生は本当にお綺麗です)
  • 가다 (行く) → 가시다 (行かれる)
     👉 할머니께서 병원에 가셨어요. (おばあさんが病院に行かれました)

語幹にパッチムがあると「으시」、ないと「시」がつきます。ただし、いくつか変則活用(例外)あり。

「(으)세요」の使い方|相手へのお願いや質問に便利!

「(으)세요」は、相手に丁寧にお願いしたいときや質問したいときに使う表現です。
「~してください」「~しますか?」のようなイメージです。

🔸 例文

  • 들어오다 (入る) → 들어오세요 (お入りください)
     👉 안으로 들어오세요. (中にお入りください)
  • (해)주다 (してくれる・してあげる) → (해)주세요 (してください)
     👉 다시 한번 말해주세요. (もう一度言ってください)
     👉 천천히 걸어주세요. (ゆっくり歩いてください)

文脈によって命令・依頼・疑問にも使えるため、日常会話でよく登場します!

「ㅂ시다」の使い方|「~しましょう」の丁寧表現

「~しましょう」と丁寧に提案したり、相手を誘ったりするときに使える表現が「ㅂ시다」です。
文法的にはフォーマルで丁寧な形ですが、ニュアンスとしては少し主導的・勢いがある印象があります。

🔸 例文

  • 가다 → 갑시다 (行きましょう)
     👉 이제 갑시다! (そろそろ行きましょう!)
  • 하다 → 합시다 (しましょう)
     👉 조용히 합시다. (静かにしましょう)

もっと柔らかく言いたいときは「가실까요? (行かれますか?=行きましょう)」と (으)실까요? の形を使うと、控えめで優しい印象になります◎

単語自体が「尊敬・謙譲・丁寧の意味を持つ言葉」をまとめてチェック!

動詞編|「召し上がる」「いらっしゃる」など特別な敬語

多くの動詞は(으)시다を使うことで相手を立てる尊敬表現になると前の章で紹介しました。

しかし実は、(으)시다を使わない「単語そのものが敬語表現」なものもあります。

普通の動詞敬語意味
먹다드시다召し上がる
자다주무시다お休みになる
있다계시다いらっしゃる
말하다말씀하시다おっしゃる
보다뵈다 / 뵙다お会いする・お目にかかる
물어보다여쭈다 / 여쭙다伺う・お尋ねする
주다드리다差し上げる

名詞編|人を立てる名詞に言いかえる

普通の名詞敬語の名詞意味
이름 (名前)성함お名前
나이 (年齢)연세ご年齢
생일 (誕生日)생신お誕生日
사람 (人)~の方 (敬意をもった人)
말 (言葉)말씀お言葉
집 (家)お宅

🔸 例文

  • 성함이 어떻게 되세요? (お名前は何とおっしゃいますか?)
  • 몇 분이세요? (何名様ですか?)

助詞編|敬語で使う特別な助詞もある!

普通の助詞敬語の助詞用法
이/가께서主語に使う(尊敬語)
에게〜に(尊敬語)

🔸 例文

  • 선생님께서 오셨어요. (先生がいらっしゃいました)
  • 아버지께 선물을 드렸어요. (お父さんにプレゼントを差し上げました)

敬称「씨 / 님 / 분」の使い方と違い (〜さん /様 / 方)

「~씨」の使い方|一般的な敬称

「씨」は下の名前+씨で使う「~さん」に近い表現です。
一般的な敬称で、年上・年下問わず使うことができます。

🔸 例文

  • 지수 , 안녕하세요!(ジスさん、こんにちは!)
  • 민수 는 학생이에요?(ミンスさんは学生ですか?)
ただし!親しくなると「씨」は使わなくなることも

不思議に思うかもしれませんが、親しい間柄になると「씨」はかえってよそよそしく聞こえることがあります。
そういうときは、関係性に合った呼び方に変わるのが自然です。

関係性よく使われる呼び方
友達・恋人名前呼び捨て / 오빠・누나 など
先輩선배(님) / 언니 / 형 など
会社役職+님 (과장님, 팀장님, 대리님 など)

「~님」の使い方|目上の人・フォーマルな呼び方に

「님」は敬意をこめた呼び方としてよく使われます。
名前や職業にくっつけて使います。

🔸 例文

  • 선생(先生)
  • 유미(ユミさん)
  • 고객(お客様)

「~분」の使い方|「人」の丁寧な言い方

「사람 (人)」の尊敬語が「분」です。
人数を丁寧に数えるときにも使います。

🔸 例文

  • 세 이신가요? (3名様ですか?)
  • 두 이 오셨어요. (お二人がいらっしゃいました)
  • 은 누구세요? (この方はどなたですか?)

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